2006年02月27日【 a-t 弾き語り 】
「電気用品安全法」でヴィンテージサウンドが消える!?
2001年4月に施行された「電気用品安全法」という法律が、この4月から本格施行となる。
同法は電化製品の安全性を確保することを目的として、電化製品に安全確認済みマーク「PSEマーク」を付けて製造・販売するよう義務づけるもので、2001年以降に製造・販売された電化製品の多くに、同マークが付いている。
今年3月31日までは同法の猶予期間で、PSEマークなしの製品でも販売可能だったが、4月以降はこのPSEマークがないと販売できなくなる。
対象商品は猶予期間が5年と定められていたテレビ、電気洗濯機などの電化製品以外にも、シンセサイザーやアンプ、レコードプレーヤー、電源内蔵型ゲーム機、など259品目にも及ぶらしい。
同法は、中古店で電化製品を売買する一般のユーザーにとっても影響が大きいが、ユーザーへの告知も特になかったようだ。
経産省は「関係業界に説明したり、官報などで告知してきた」としながらも、「説明が十分に行き渡っていなかったかもしれない」と、告知不足を認めている。
シンセサイザーやオーディオ機器には、いわば「ヴィンテージ」とよばれる古い楽器類をあえて好む人たちも存在する。
特に音楽関係のアーティスト達には「ヴィンテージ」な楽器が持つ独特のサウンドが不可欠で、そのほとんどを中古市場から入手しているという現実がある。
イケベ楽器店
(イケベ楽器店:楽器の買取・下取・委託販売に関するお知らせ)
「日本シンセサイザー・プログラマー協会」(JSPA)はPSE法を音楽の発展に支障を来すとして、YMOのサウンドプログラマーなどとして知られる松武会長が発起人となり、坂本龍一氏、高中正義氏、椎名和夫氏らが賛同して規制緩和を求める署名運動をWebサイト上で開始している。
国内外の楽器メーカーが作り出してきた「往年の名機」達のサウンドを、今後耳にすることができなくなかもしれない事態には危惧するばかりだ。


投稿者 a-t : 2006年02月27日 11:47
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