2005年11月17日【 a-t 弾き語り 】
ソーシャルコマース(Social Commerce)の可能性
米Yahoo!は15日、Yahoo! Shoppingに“ソーシャルコマース”の要素を持ち込むための新サービス「Pick Lists」と「Shoposphere」のそれぞれベータ版を発表した。単に店が勧める商品だけではなく、自分の知り合いやその道に詳しい人が紹介する商品を探したり、推薦できる新しいショッピング方法を提唱している。
>米Yahoo! Shoppingに“ソーシャルコマース”を謳った新機能のベータ版
近年、従来の広告手法と我々コンシューマーの購買活動には、大きな変化が起こっている。
特殊なジャンルを除き、一般的な新商品や新サービスを知るきっかけは、
さすがに今でもTVCMだったりするケースは多い。
多くのコンシューマーに平均的に告知するには相変わらず
従来型のプロモーションの方が効果があるのだろう。
従来型のプロモーションで新製品の存在を知ったユーザーが
次にすることは、ネットで検索すること…。
平均的な告知では詳細がわからないからだ。
従来型のプロモーションで「あえて、製品の詳細を語らない」
という強引な手法も含めて、
我々がすでに10年前?から推奨していた
「詳しくはWeb Siteへ…」
という、他メディアからネットへの連動を
まんまセリフで展開しているCMが最近多いのには正直失笑してしまう。
ネットでは当然のことながら、メーカー自身が発する情報も参照できるが、
我々が欲しい情報はすでにそんな情報ではない。
メーカーが発信している情報なんぞは
所詮、それ自体が広告でしかないからだ…。
我々が最も重要視するべき情報は、自分が気になった製品の「評判」だ。
同じ製品をすでに使用したユーザーの意見や感想は、
なぜか説得力があるものだ。
もちろん製品によっては良い「評判」ばかりではない。
そんなことは百も承知で情報を収集する。
Aさんが製品をどんな点で気に入らなかったかという情報は、
そのまま鵜呑みにはせず「そういう感想を持っている人もいる」程度で処理する。
後で総合判断するときの参考として、それらは活かされる。
別の言い方をすれば、すべての人々が満足できる製品やサービスなどそうそうありえないのだから、
良い評価と悪い評価が並列に扱われているコミュニティの方が、
むしろ信頼感や親近感を得られる結果となるのだろう。
つまり、
従来型のプロモーションはあくまでも認知するための媒体。
ネットは、購買のきっかけや意欲を決定ずける媒体。
という棲み分けが成立している。
アフリエイト等で成功していると思われるブロガーも、
自身のキャラクターを活かし、広告を広告と思わせない表現を用いることで
信頼感や親近感を獲得しユーザーからの支持を得ている。
米Yahoo!がベータ版を発表したシステムは、
これらの手法をITで上手に処理しているコンテンツと言えるだろう。
同様の動きは日本でもさらに強まり
コンシューマーに広く受け入れられていくのは間違いない。
我々はこの流れを受けて、
ユーザーを裏切らないコンテンツを供給し続けることが大事だ。
今は注目されている「ユーザーの口コミ」さえも
実際は信用ままならない!
なんて風潮が生まれれば、
ネットが目指すところも大きな変化を望まれることになるだろう。
投稿者 a-t : 2005年11月17日 14:18
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