2005年10月25日【 a-t 弾き語り 】
財布は忘れても…

先日、仕事の帰りにコンビニで買い物をしようと立ち寄った。
小腹が空いていたので、おにぎりとお茶をレジに差し出しながら
財布を出そうと鞄に手を入れたとたん…焦った。
財布が無い…。(;´_`;)
その日は打ち合わせに違う鞄で出かけたため、
そちらの鞄に誤って財布を入れっぱなしにしてしまったらしい。
ここ何年か、晴れている日は自転車通勤しているため
電車に乗ることもない帰路の途中の出来事だった。
大の大人が、コンビニでおにぎりを差し出し
財布を忘れたとは…なんとも恥ずかしい…
レジを打つ店員の前に…あきらめかけた僕に
レジ横のあるマークが目に入った。
「Edy」(おサイフケータイ)だ。
運の良いことに。僕が立ち寄ったコンビニは「am/pm」 で
さらに運がよいことに、数ヶ月前にいつものネタ作りにと
手持ちのFeliCa対応携帯(DoCoMo F901iC)の「Edy」に
¥1,000ほどチャージをしていたのを思い出した。
少し焦りながら…それでも何事もなかったように
恐る恐る携帯を差し出しながら店員に言った…
「これ…使えますよね?」
僕以上に何事もないはずの店員が
「はい…大丈夫ですよ。こちらにおいて下さい」
レジ脇の「Edy」マークのついたリーダライターに
さらに恐る恐る携帯を差し出す僕…。
あれ…?これってiアプリかなんか立ち上げなくていいのかな…
このままでよかったんだっけ…?
「Edy」(おサイフケータイ)のいきなりの実践にとまどう僕…。
しかし、リーダライターに携帯を置いた時
「シャリーン」と反応した音がして
無事、決済終了。
僕の突然の「Edy」(おサイフケータイ)初体験は意外にあっけなく終わった。
思えば、数ヶ月前に携帯にチャージして以降
これといって使う機会が特になかった「Edy」(おサイフケータイ)。
見かけたのは、秋葉原に「ヨドバシカメラ」ができた時に
1Fの携帯売り場の隅の自販機が
この「Edy」(おサイフケータイ)対応していたのはたしかに記憶にあるが、
販促のコンパニオンのお姉さんが付いていたし
わざわざジュースもな〜っ。といってパスした。
外出時やメールのチェックで愛用しているVAIOも実はFeliCa対応だが
こちらもまだ一度もサービスでの利用をしたことがない。
だが、今回のような時*には重宝だなと変に関心した。
注*:今回のような時=財布を忘れて、なおかつそれでもFeliCa対応携帯(おサイフケータイ)だけは所持していた時
そう…、今の世の中、
財布は忘れても携帯は忘れないのだ…。
しかし、最近特に注目されているこの電子マネー、
財布を忘れたときの、もしもの時の道具だけでは…少し寂しすぎる。
さまざまなニュースで「Edy」(おサイフケータイ)が対応するサービスが増えている
だが、まだまだ身近ではないようだ。
それと「Edy」(おサイフケータイ)を使う意味。
小銭を出すのと「Edy」(おサイフケータイ)を比べるだけでは
やはり今ひとつ付加価値が感じられない。
「Edy」を使えば○○%OFFみたいな商法も
ただそれだけでは販売店側の負担になるだけだろう。
ケータイのFeliCa端末も3キャリアで出揃ってくると
ハードウエアの普及とともに、様々なサービスが発表されている。
モバイルSuicaサービスがFeliCa端末でも使えるとなると
それはそれで便利そうだが、前述の財布を忘れた話とさして変わらない。
「FeliCa」(おサイフケータイ)の鍵はやはり「アプリケーション」にあると思う。
「Edy」のような電子マネー機能を先行して考えてはいけない。
「決済」はいわば「オマケ」と考えた方がいい。
自販機は自ら意志を持たないだろうが
ほとんどの中小小売店では電子マネーによる決済に
魅力を感じていないはずだと思う。我々ユーザーもしかりだ。
ならば「FeliCa」の領域に、いかにユーザーに対して付加価値を与えられる
エンターテインメントアプリケーションを組み込めるか?
だろうと考える。
ある時は「お財布」代わりになったり
またある時は「会員証」代わりになったり、
またまたある時は「チケット」の代わりになったり
今の「FeliCa」(おサイフケータイ)は、既存の何かの「代わり」にすぎない。
「FeliCa」(おサイフケータイ)にしかできない、
しかも我々を存分に楽しませてくれたり
便利にさせてくれる「FeliCa」(おサイフケータイ)…。
そんなサービスが
「FeliCa」(おサイフケータイ)のキラーアプリケーションになると僕は考える。
そう…、今の世の中、
財布は忘れても携帯は忘れないのだ…。
そこにビジネスチャンスがある。
のは間違いない。
※2005年12月01日補足追加記事
2005年のおサイフケータイは決済“以外”が鍵
投稿者 a-t : 15:35 | コメント (0) | トラックバック
2005年10月21日【 a-t 弾き語り 】
もう一つの日本シリーズ

秋田書店発行の「少年チャンピオン」に連載中の「ドカベン」
講談社発行の「モーニング」にそれぞれ連載中の「野球狂の詩」
この、ともに水島新司による人気野球漫画シリーズの2作が
出版社の違いという壁を壊して、おもしろい企画に出ている
それぞれのストーリーで扱っているのが、
たまたまセ・リーグとパ・リーグだったり
この二誌の発売日がともに同じ木曜日だったりというのを利用して
漫画上で日本シリーズを描くというもの。
作者が同じ水島新司であるものの、権利関係など
さまざまな問題があったろうに…大胆でおもしろい企画だと思う。
これまでにも、たとえば所属レコード会社が違う
2組のミュージシャンがコラボレートして
曲を発表したりとかは聞いたことがあったが
基本的に提供される曲は同一のものになるケースが多い。
しかし、水島流日本シリーズは
同じゲーム展開でも、それぞれのチームの視点で
作品が描かれるのが非常に興味深い。
「少年チャンピオン」の「ドカベン」側では
ピッチャーの里中がいきなり先頭打者から
タイミングを合わされ、出塁させてしまうが
殿馬の機転と自身のダイレクトキャッチで
それらを切り抜ける…
という、いわばピッチャー里中を中心とした
守りの側からの視点で物語が描かれるのに対し
「モーニング」の「野球狂の詩」では
実は試合開始前のフリーバッティングから
監督であり投手でもある岩田鉄五郎の戦略が展開され、
里中に対してのタイミングの合わせ方にもベンチ側で
打者に対してきちんと指示が与えられていた…
という、攻撃の側からの視点で
物語が展開される。
DVDのマルチアングルのようでもあるが
同じ出来事に対し、こちらは完全に
ストーリーが二つ存在しているし
ドラマ「24」のような時間軸手法のようにも見えるが
こちらは同じ時間を2誌で描けるため
一つの場面を描くことで、必然的に空白になる別の場面が
存在しないことになる。
2誌を読み比べると、確かに同一の出来事を
描いているのだが、単純に同じシーンのコピペ等もなく
丁寧に描かれているのも含めて非常におもしろい。
自分のペースでストーリーを読むことができたり
何度も読み返したり見比べたりできたりという
漫画ならでは特徴を活かした作品でもある。
デジタルコンテンツがひたすら注目される昨今だが
これはまさに「紙媒体の逆襲」!!
「紙媒体」でもアイデア次第でまだまだ
こんなにおもしろいことができるという主張にも思える。
「秋田書店VS講談社」でもあるこの日本シリーズ
気になるのは…試合の勝者をどちらにするのか…?
また、
本企画で、最終的な勝者になるのはどちらの出版社になるのか?
楽しみながら見守りたいと思う…。
リアルの世界でも
「阪神タイガース」VS「千葉マリーンズ」の日本シリーズが
いよいよ開幕する。
どちらも好きなチームなのでどちらを応援していいか迷うが
漫画同様、観客が楽しめる素敵なゲームを期待したい。
投稿者 a-t : 22:10 | コメント (0) | トラックバック
2005年10月06日【 a-t 弾き語り 】
今回のネタは…キャラをまったく無視した「漫画ネタ」…。
日本を代表する文化の一つ「漫画」。
弊社取締役のYは社内にマイ文庫を作るほどの
「たがみよしひさ」フリークだし、
制作のhktだって「北斗の拳」と「ガンダム
」を語らせれば
飲んでるお酒も止まるくらいの漫画愛好家だ。
普段の僕の生活に「漫画」というアイテムは
まったくと言っていいほどない。
週刊誌も月刊誌も、漫画は「買わない」し「読まない」。
それでも不思議なことに…
1年に一度ぐらいの周期で
漫画がマイブームになることがある。w
きっかけは~♪深夜のテレビ!!
ということが多い。
帰りの遅い私が家族も眠りについた深夜に帰宅して
何気なくテレビをつけると…
「アニメ」が放映されていることがよくある。
深夜ににアニメなんて昔はなかったことだ。
「アニメ」は子供が見るもの…。
たいがいはチャンネルを変えてしまうが、
中には気がつくと見入ってしまっている作品もある。
「花田少年史」 一色 まこと (著)
話の内容は以外とありがち…
交通事故をきっかけに「霊」と話ができるようになってしまった
「花田少年」が、この世に彷徨う「霊」達と繰り広げる様々なストーリー。
「花田少年」のキャラクターがよくある英雄(ヒーロー)的なものではなく、我々の幼かった頃と等身大に表現されているところに引きつけられ…
大人が見てもついつい作品の中にタイムスリップさせられてしまう。
クセのある「霊」達も含めてドタバタ的な話のはずが、
いつの間にか頬に涙が…。(;_;)
正直、深夜のリビングで一人テレビを見ながら
何度も涙を流した…。
大人になっていつしか忘れかけていた
大切なあの「何か」を、
不器用な直球で問いかけられる…
そんな作品。
老若男女すべての方にお勧め。DVDも出てるから子供さんがいる方なら一緒に見てもいいのではないでしょうか?
これ、テレビ放映終了後、コミックスお買いあげ…(笑)
そして…また「涙」…。w
「Monster」 浦沢 直樹 (著)
深夜のアニメからもう一本。
前述の「花田少年史」は30分の一話完結だったので、
途中から見てもなんとなくストーリーを理解して見ていたものだが、こちらは完全な連続もの。回の途中から見た僕は、ストーリーがさっぱり理解できなかった。
ストーリーがわからなくても、30分画面から離れられなかったのは、
その独特の「空気感」だった。
この作品には、登場人物やストーリー、
あるいはその作風など、とにかく一貫して
ある特殊な空気が流れている。
その空気は一定のところに留まっている空気ではなく、流動的な空気だ。
後に、シリーズ放映中にタイミングを合わせてコミックを読むことになったのだが、作品を最初から読んでなるほど納得。
綿密に計算し作られたシナリオがそこにはあった。
こりゃ、中途半端に途中から参戦してもストーリーを把握することは無理。
しかし、決して難しいわけではなく…
むしろ非常に人間的な演出がそこにはある。
まるで…本格的な小説を、映画のようなスピード感で読まされている。
そんな感じだ。
天才医師「テンマ」はある日、「ヨハン」という少年の命を助ける。
しかしその「ヨハン」という少年は次から次へと怪奇な事件を起こしていく。
責任を感じる「テンマ」は終止符を打つべく彼を追いかけて行く…。
文章力がないので、本作の複雑なストーリーを簡単にご紹介することができないのだが(笑)
とにかく見る度に(当時は)新しい登場人物が現れては、スリリングでミステリアスな情景を構築していく。
コンテンツに乏しいハリウッドのある映画会社が、本作の映画化の権利を獲得したとも噂で聞いた…。
映画化に関しては賛否両論だろうが、それくらいクオリティの高い作品だということがいえると思う。
こちらも読み出したらハマること間違いナシ…。
ああ…、
またいつもの僕のプレゼンのように
イントロが長くなってしまった。
今回は…別に僕が好きな漫画の話をしたかったわけではないのだ。
最近エントリーが少ないので
ずるいようだが…
次回に続く…。w
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