2005年06月13日【 a-t 弾き語り 】
IMAGINE…想像してごらんなさい?
「ミウラ折り」というものがある。
宇宙実験衛星(SFU)の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなど宇宙構造物の設計家でもある三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部省宇宙科学研究所)
が考案した、地図の折り方であるが、これがなかなかおもしろい。
対角線部分を持って、さっと左右に引っ張れば一瞬にして広がり、たたむのも瞬く間、という簡単便利なもので、書店などでこれを応用した地図等が販売されているので、見たことがある方も多いかもしれない。
観光地などに赴く際に、ガイドブックやインターネットを使えば事前に現地の観光情報を詳しく調べることは可能だが、いざ現地に入ったときにそれらをすぐに参照できるかというと少々考えてしまう。重たいガイドブックはかさばるし、ホームページのプリントアウトを持ち歩くのも面倒だ。ましてや携帯の小さな画面を見る行為は操作性や視認性からすると、お年寄りなどには大変そうだ。
そんな時にはこの「ミウラ折り」だ。スペースの割には(スペース以上の)情報量を掲載できるし、なんといっても現地での駆動力を考えれば、他のITツールより遙かに秀でているところが多い。
IMAGINE…想像してごらんなさい?
たまの休日にブラリと温泉街にたどり着き、その街並を散策して楽しもうという時に、湖から女神が現れて…
汝に必要な情報ツールはこの総重量2kgのノートパソコンか?名刺より小さな画面と豆粒のようなキーの携帯電話か?またはこのミウラ折りの地図のどちらじゃ?と聞かれたら…
迷わずこの地図を指名して散策を楽しむだろう。
今回のお話しは強引にこのアナログツールを薦めるお話しではない。
せっかくの休日を楽しむためには、事前にインターネットで情報を得てその日の計画を練っておきたいし、どうせならたくさんの情報の中から自分でチョイスをしたい。
でも何度も言うように、いざ現地では…思いっきり自分の五感をその土地その土地を楽しむことだけに使いたい。
風情のある町並みや自然の散歩道を歩くのに、無骨なITツールを操作しながら歩きたくはないのである。ディスプレイに気を取られていると…道端に咲いている見たことのない小さな可憐な花や、変わった風情の建物などを見過ごしてしまいそうだからだ。
クライアントに弊社のことを次のようにご紹介させていただくことがある。
弊社は確かにインターネットやデジタルツールを使ったソリューションを提供させていただくのが最も得意なチームです。そんなお品書きをかかげているところは確かに多いけれど…我々の最大の特徴はスタッフのバックボーンが広告企画制作(プロモーション)能力にあるところ。システム屋さんが考えるシステマチックなソリューションとは一味違うのです。と…。
だから我々はクライアントがもっているリクエストに対して、何が何でもインターネットありきだとは思っていない。案件によってはむしろ、駅前でティッシュを配ることの方がより効果的だと判断すれば、そちらを提案し実行できる柔軟さ(節操の無さ?)を持っている。
インターネットやデジタルツールは素晴らしい。無限の可能性を感じる。アナログツールも同様だ。最終的に人間の身体はどこまでいってもアナログだから…とはどこかの作家が言っていたが…。我々もデジタルだとかアナログだとか、そんなことでツールを区別せず、時にはそれらを融合させていくことでオリジナルな「おもしろい」もの、なおかつクライアントに喜ばれるものをいつまでも提案していきたい。
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投稿者 a-t : 2005年06月13日 14:32
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